警察庁は4月20日、同庁のセンサーに対するアクセス観測状況をまとめた「平成30年3月期観測資料」を「@police」において公開した。これによると、3月期におけるセンサーに対するアクセス件数は、1日・1IPアドレスあたり1,981.1件で、2月期(前期)から101.8件(4.9%)減少した。発信元IPアドレス数は、1日あたり50,729.9個で、前期から3,731.7個(7.9%)増加している。シグネチャで検知した不正侵入等の行為の件数は、1日・1IPアドレスあたり945.8件で、前期から26.4件(2.7%)減少。発信元IPアドレス数は1日あたり3,112.4個で、前期から1,666.7個(115.3%)増加した。DoS攻撃被害観測において検知した件数は、1日あたり18,746.2件で、前期から9,247.1件(97.3%)増加した。発信元IPアドレス数は1日あたり391.8個で、前期から56.2個(16.7%)増加している。宛先ポート別の検知件数では、「23/TCP」「445/TCP」「1433/TCP」「22/TCP」「53413/UDP」がトップ5となっており、発信元国・地域別検知件数では「中国」「ロシア」「米国」「チリ」「ブラジル」がトップ5であった。増加率では「コロンビア」(414.3%)、「エジプト」(151.6%)の増加が目立っている。攻撃手法では「Scan」「VoIP」「Scan(Password)」「ICMP」「DNS」の順で多かった。