独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月20日、LINE株式会社が提供する「iOS版 LINE」に、SSLサーバ証明書の検証不備の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは4.8。「iOS 版 LINE バージョン 7.1.3 以上 7.15 以下」には、当該アプリに組み込まれたThird Party SDKの脆弱性に起因するSSLサーバ証明書の検証不備の脆弱性(CVE-2018-0518)が存在する。この脆弱性が悪用されると、中間者攻撃(man-in-the-middle attack)による暗号通信の盗聴などが行われる可能性がある。なお、開発者によると、LINEのテキストによるトークの内容、LINEのログイン情報(パスワード)、無料通話、ビデオ通話は、本脆弱性の影響を受けないとのこと。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
PHP の GD ライブラリの imagecreatefromgif 関数における値処理不備によりサービス不能攻撃が可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2018.2.15 Thu 8:30