独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月16日、Paul Jakmaが提供する「Quagga bgpd」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは8.1。「Quagga version 1.2.3 より前のバージョン」には、バッファオーバフロー (CVE-2018-5378:Quagga-2018-0543)、メモリ二重解放(CVE-2018-5379:Quagga-2018-1114)、境界外読み取り(CVE-2018-5380:Quagga-2018-1550)、不正な構文構造の不適切な処理(CVE-2018-5381:Quagga-2018-1975)が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、各脆弱性により異なるが、遠隔の第三者による任意のコード実行や、情報の漏えい、サービス運用妨害(DoS)攻撃を受けるなどの影響を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。