独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月8日、Cloud Native Computing Foundation(CNCF)が提供するオープンソースのデータ収集ツール「Fluentd」に、エスケープシーケンスインジェクションの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは5.3。福田鉄平氏が報告を行った。「Fluentd バージョン 0.12.29 から 0.12.40 まで」には、parse Filter Pluginのログ処理に起因するエスケープシーケンスインジェクションの脆弱性(CVE-2017-10906)が存在する。この脆弱性により、ログ収集機器で使用されているターミナルの実装によるが、細工されたログを受信することで、ターミナル UI を改ざんされたり、任意のコマンドを実行されたりするなどの影響を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
Joomla! 3.7 系において com_fields コンポーネントでの値検証不備を悪用して SQL インジェクションが可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2017.5.29 Mon 11:13