独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月23日、複数のブラザー製インストーラにおけるDLL読み込みに関する脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社の松本一真氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下のソフトウェアのインストーラ。
ソフトウェア更新通知 アップデートツール、バージョン1.0.21.0およびそれ以前
ステータスモニターアップデートツール、バージョン1.43.0.0およびそれ以前
インクジェット用ユニバーサルプリンタードライバー、バージョン1.00
ユニバーサルプリンタードライバー BR-Script(PS)、バージョン1.18.1およびそれ以前
モノクロ用ユニバーサルプリンタードライバー PCL、バージョン1.10.1およびそれ以前
ブラザー工業株式会社が提供する複数のインストーラには、ファイル検索パスの制御不備の脆弱性(CVE-2016-2542、CVE-2021-41526)が存在し、Administrator権限で任意のコードを実行される可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、本件の対策が行われている最新版のインストーラを使用するよう呼びかけている。なお、本件はインストーラの挙動に関する問題で、すでにインストールが完了しているソフトウェア自体に問題はない。
