独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月22日、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)が提供するモバイルWi-Fiルータ「PWR-Q200」に、DNSキャッシュポイズニング攻撃が可能となる脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは6.8。坂口俊文氏が報告を行った。「PWR-Q200 すべてのファームウエアバージョン」は、送信されるDNSクエリのソースポート番号が固定されていることが原因で、DNSキャッシュポイズニング攻撃が可能となる脆弱性(CVE-2017-10874)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者によりDNSレスポンスを偽装され、LAN内の端末を悪意のあるサーバに誘導される可能性がある。JVNでは、同製品のサポートがすでに終了しているため、使用を停止するよう呼びかけている。