独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月17日、パナソニック株式会社が提供するホームネットワーク内のシステムを制御するための機器「ホームユニット KX-HJB1000」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは6.5。三井物産セキュアディレクション株式会社の塚本泰三氏が報告を行った。「ホームユニット KX-HJB1000」のファームウェアバージョン「GHX1YG 14.50およびそれ以前」「HJB1000_4.47およびそれ以前」には、アクセス制限不備(CVE-2017-2131)、特定ディレクトリ内の任意のファイル削除(CVE-2017-2132)、SQLインジェクション(CVE-2017-2133)の脆弱性が存在する。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートするよう呼びかけている。