独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月13日、NXP Semiconductorsが提供する「MQX RTOS(Real-Time Operating System )」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「MQX RTOS version 5.0」にはバッファオーバーフロー(CVE-2017-12718)、「MQX RTOS version 4.1 およびそれ以前」には境界外読み取り(CVE-2017-12722)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性により、細工されたDNSやDHCPパケットを送信されることで、任意のコード実行やサービス運用妨害(DoS)攻撃が行われる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、パッチの適用や最新版へのアップデートを実施するよう呼びかけている。