独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月11日、サイボウズ株式会社が提供する「サイボウズ Office」にアクセス制限不備の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは4.3。開発者がユーザへの周知を目的に報告を行った。「サイボウズ Office 10.0.0 から 10.6.1 まで」には、ファイル管理機能に関するアクセス制限不備(CVE-2017-10857)の脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該製品のアカウントを持つユーザによって、権限のないフォルダへの操作が行われる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。