株式会社日立製作所ソフトウェア事業部は9月29日、同社のセキュリティ情報サイト「HIRT」においてセキュリティ情報を公開した。新たに公開された情報は、「JP1/秘文で作成した自己復号型機密ファイルのDLL読み込みに関する脆弱性(hitachi-sec-2017-124)」で、不正なDLLファイルが同一フォルダに存在している場合に、システムディレクトリにあるDLLファイルよりも優先して読み込まれるというもの。対象となる製品は「JP1/秘文 Data Encryption」など11製品。同社では現在、対策版を準備中としている。また、自己復号型機密ファイル(.exe)を起動して復号する際には、「新規に作成したフォルダに自己復号型機密ファイル(.exe)を移動してから実行する」あるいは「自己復号型機密ファイル(.exe)と同じフォルダに、不審なDLLファイルがないことを確認してから実行する」のいずれかの運用を検討するよう呼びかけている。