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2017.12.18(月)

スマートフォンでのフィルタリング、中学生の34.9%が利用せず(MMD研究所、マカフィー)

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 中学生のスマートフォンでのフィルタリング利用率は48.5%であることが、MMD研究所とマカフィーが共同で実施した調査により明らかになった。子どもに持たせるスマートフォンにあってほしい機能の1位は、「アプリ内課金の禁止/制限」であった。

 「親と中学生に聞く初めてのスマートフォン利用の実態調査」は、MMD研究所とマカフィーが共同で実施したもの。対象は、スマートフォンを所有する中学1年生~3年生の親845人と、スマートフォンを所有している中学生323人。調査期間は8月7日~23日。

 「子どものスマートフォンにフィルタリングサービスを利用している」と回答した親は48.5%。「利用していない」34.9%、「わからない」16.6%だった。また、子どもがiPhoneを利用している親に「機能制限の設定を行っているか」を聞いたところ、それぞれの回答は「設定している」41.0%、「設定していない」39.3%、「わからない」19.7%だった。

 フィルタリングサービスや機能制限の設定や管理方法について、「最初に設定を行ったきり何もしていない」が67.5%ともっとも多く、「保護者管理画面などでの管理はしていないが、ときおり設定を変更している」13.8%、「自分(配偶者)が保護者管理画面などを通して管理している」18.8%だった。

 子どもに持たせるスマートフォンにあってほしい機能は、1位「アプリ内課金の禁止/制限」41.1%、2位「位置情報確認」28.2%、3位「スマートフォンで子の利用状況を確認」25.3%、4位「子どもが設定に変更などを行ったときの通知」24.6%、5位「閲覧可/不可のWebページ/カテゴリの設定」23.8%など。

 また、フィルタリングや機能制限の設定方法に対し、「子どもにスマートフォンを持たせる前にパソコンやスマートフォンで親が設定したい」が46.9%、「都度、親がスマートフォンやパソコンを使って遠隔操作で設定を変更したい」30.4%などの要望があった。

 子どものスマートフォンに何らかの制限機能や確認機能があったほうがいいと回答した親に理想的な状況を聞いたところ、「親と子どもで内容を確認し合いながら設定したらよいと思う」と56.2%が回答。同様の質問での中学生の回答割合も似ており、親子で話し合いながら設定内容を決めていきたいと考える親子が多いことがうかがえる。

 一方、中学生を対象に実施した調査では「フィルタリングサービスを利用している/多分利用している」35.6%。iPhoneを利用している中学生の35.2%が「機能制限を設定している/たぶん設定している」と回答した。フィルタリングや機能制限を設定している中学生のうち、「親と話したことはなく、制限内容を知らない」41.1%、「親と話したことはないが、制限内容を知っている」26.6%だった。

 制限する内容や親が確認しうる内容について、「制限内容を親と一緒に確認しながら設定したい」と47.1%が回答。「フィルタリングサービスはいらないと思う」22.3%、「親が勝手に設定すればいい」21.7%、「通信会社や国がルールを決めてそれに従えばいい」9.0%だった。

 フィルタリングや機能制限について、もっとも多かったのは「制限があっても、特に気にならない」37.9%。ついで、「制限があっても、良くない広告やサイトが表示されるのであまり意味がない」29.8%、「親から制限されているスマートフォンは嫌だ」17.7%、「制限がかかっているので、安心して使えている」14.5%。

 「サイトやアプリに卑猥なバナー広告が出ていた」経験がある中学生は61.3%。2016年6月の調査結果31.6%から29.7ポイント増加した。また、フィルタリング利用の有無で見るとフィルタリング未利用者で70.1%、フィルタリング利用者でも60.0%だった。

 「サイトやアプリに卑猥なバナー広告が出た」ことを把握している親は5.4%。このほか、「ワンクリック詐欺画面が出てきて、お金を請求された」経験がある中学生12.7%に対し、把握している親はわずか2.7%と、子どもの利用実態を親が把握しきれていない状況が明らかになった。

中学生のスマートフォン、フィルタリング利用率は48.5%

《外岡紘代@リセマム》

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