BBソフトサービス株式会社は8月31日、「インターネット詐欺リポート(2017年7月度)」を発表した。本レポートは、同社の「Internet SagiWall」が検出・収集した危険性の高いネット詐欺サイトの数やカテゴリーなどを分析したもの。これによると、7月のインターネット詐欺サイトの検知数は1,188,472件で、前月より10.02%減少した。内訳は、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが90.78%、フィッシング詐欺サイトが8.36%、マルウェア感染サイトが0.04%、ボーガスウェア配布サイトが0.70%、ぜい弱性悪用サイトが0.12%を占めていた。OSごとのネット詐欺種類別検知率では、ワンクリック・不当請求詐欺サイトの割合がWindowsで68.12%、Androidで92.71%、iOSで93.57%となっている。7月度に検知した偽販売サイトでは、ペットの遺骨入れペンダントの偽販売サイトが発見された。ペットの遺影をもとに立体的な造形、装飾を行い、遺骨入れペンダントを製作するというもので、実際にペットの供養やメモリアルグッズ製作を行う事業者のサイトを模倣していた。オーダーメード商品は料金が高めに設定されているところに犯罪者が目をつけたと思われる。同社では、こうしたサイトにも注意が必要としている。