独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月26日、Portrait Displays SDK を使用して作成されたアプリケーションには、デフォルトの権限設定がセキュアでないことが原因で、任意のコードを実行される脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.8。「Portrait Displays SDK 2.30 から 2.34 までを使用して作成されたアプリケーション」には、不適切なデフォルトパーミッションの脆弱性(CVE-2017-3210)が存在する。この脆弱性が悪用されると、管理者権限を持たない一般ユーザによって、SYSTEM権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお、次のアプリケーションで影響が確認されている。・Fujitsu DisplayView Click 6.0 および 6.01・Fujitsu DisplayView Click Suite 5・HP Display Assistant 2.1・HP My Display 2.0・Philips Smart Control Premium 2.23 および 2.25