独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月16日、Hughes Network Systems, LLC が提供する複数のブロードバンド衛星モデムに複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。6.9.0.34 より前のバージョンのファームウェアを使用している「DW7000」「HN7740S」「HN7000S/SM」には、不適切な入力値検証(CVE-2016-9494)、認証情報がハードコードされている問題(CVE-2016-9495)、重要な機能に対する認証欠如の問題(CVE-2016-9496)、別のチャネルやパスを介した認証回避(CVE-2016-9497)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、当該機器がDoS攻撃を受けたり、再起動させられたり、任意のコマンドを実行される可能性がある。JVNでは、ファームウェアバージョン 6.9.0.34 以上を適用した上で、適切な設定を行するよう呼びかけている。