トレンドマイクロ株式会社は11月18日、企業向け総合セキュリティソフトの新バージョン「ウイルスバスター コーポレートエディション XG」を2017年1月下旬より提供開始すると発表した。同製品は、AI(人工知能)技術による「機械学習型検索機能」を搭載したことが特徴となっている。参考標準価格は、1ライセンスあたり2,980円(1,000ライセンス購入時:税別)。同社は本製品により、1年間(2017年1月末~2018年1月末)で売上200億円を目指すとしている。同社では、成熟した技術とAI技術のブレンドにより、高いパフォーマンスと誤/過検出の低下を両立しサイバー攻撃を防ぐ「XGen」アプローチによる製品を提供開始するとしており、同製品がその第1弾となる。プログラムの実行前や実行後に「機械学習型検索機能」を用いることで未知の脅威への検出力を向上し、また、同社のクラウド型セキュリティ技術基盤 「Trend Micro Smart Protection Network(SPN)」の莫大な情報をもとに複数のアルゴリズムを用いて、EXEやdllなどファイルタイプごとに適した学習モデルを使い分けることで脅威を特定する。