Joomla!は10月26日、オープンソースのCMSである「Joomla!」の新バージョンを公開した。新バージョンの「Joomla! 3.6.4」では、2つの重大な脆弱性の修正と、二要素認証に関するバグの修正が行われている。脆弱性のひとつは、ユーザ登録のチェックが不十分なため、サイトでユーザ登録を無効にしていても登録が可能になってしまうというもの(CVE-2016-8870)。もうひとつは、データのフィルタリングが不十分なため、ユーザがサイトに登録する際に権限を昇格されるというもの(CVE-2016-8869)。いずれの脆弱性も、Joomla! 3.4.4から3.6.3が影響を受け、今回のバージョンアップにより解消できる。Joomla!ではアップデートパッチの早急な適用を呼びかけている。