独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月13日、ビーツーワンソフト・インコーポレイテッドが提供する、Windowsアプリケーションで使用する汎用コンポーネントである「BASP21」にメールヘッダインジェクションの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは4.8。「BASP21」「BASP21 Pro」には、メールヘッダインジェクションの脆弱性(CVE-2007-1713)が存在する。この脆弱性が悪用されると、BASP21を使用して作成された、メールフォームなどのWebアプリケーションから送信されるメールのヘッダが、リモートの第三者に細工される可能性があり、結果として意図しないメールを送信させられたり、DoS攻撃を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。