一般社団法人日本クレジット協会は9月30日、2016年第2四半期(4月から6月)におけるクレジットカード不正使用被害の集計値を取りまとめ、発表した。これは、クレジットカード不正使用の実態を明らかにするために、クレジットカード発行会社を対象に継続的に調査しているもの。これによると、同四半期の不正使用被害額は35.7億円で、前四半期(37.0億円)から3.5%の減少となった。不正使用被害額の内訳は、偽造カード被害額が7.3億円(同9.0億円)で18.9%の減少、番号盗用被害額が22.9億円(同22.6億円)で1.3%の増加となった。構成比では、偽造カード被害額が全体の20.5%、番号盗用被害額が64.1%であった。国内・海外の内訳では、カード偽造被害は海外が65.7%を占め、番号盗用被害は海外が39.0%であった。