一般社団法人日本クレジット協会は3月31日、2015年第4四半期(10月から12月)におけるクレジットカード不正使用被害の集計値を取りまとめ、発表した。これは、クレジットカード不正使用の実態を明らかにするために、クレジットカード発行会社を対象に継続的に調査しているもの。これによると、同四半期の不正使用被害額は34.7億円で、前四半期(30.6億円)から13.4%増加した。不正使用被害額の内訳は、偽造カード被害額が8.2億円(前四半期は5.1億円)、番号盗用被害額が20.5億円(同:19.3億円)となっている。構成比では、偽造カード被害額が全体の23.6%、番号盗用被害額が59.1%であった。国内・海外の内訳では、カード偽造被害は海外が多く76.8%、一方番号盗用被害は国内が多く63.9%であった。