一般社団法人日本クレジット協会は6月30日、2015年第1四半期(1月から3月)におけるクレジットカード不正使用被害の集計値を取りまとめ、発表した。これは、クレジットカード不正使用の実態を明らかにするために、クレジットカード発行会社を対象に継続的に調査しているもの。これによると、同四半期の不正使用被害額は24.6億円で、前四半期(27.0億円)から減少した。不正使用被害額の内訳は、偽造カード被害額が4.7億円(前四半期は5.6億円)、番号盗用被害額が13.4億円(同:13.9億円)となっている。構成比では、偽造カード被害額が全体の19.1%、番号盗用被害額が54.5%であった。国内・海外の内訳では、カード偽造被害は海外が多く78.7%、一方番号盗用被害は国内が多く56%であった。