独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月1日、Intelが提供する、AndroidおよびiOS向けのハイブリッドアプリを開発するためのフレームワーク「Intel Crosswalk Project」に、SSLサーバ証明書の検証が阻害される脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは4.2。影響を受けるバージョンは以下の通り。・Crosswalk Project 19.49.514.5 (stable) より前のバージョン・Crosswalk Project 20.50.533.11 (beta) より前のバージョン・Crosswalk Project 21.51.546.0 (beta) より前のバージョン・Crosswalk Project 22.51.549.0 (canary) より前のバージョンこれらのバージョンには、不正なSSLサーバ証明書をユーザが許可した際の処理に問題があり、アプリによるそれ以降のSSLサーバ証明書すべての検証が阻害される脆弱性(CVE-2016-5672)が存在する。JVNではアプリの開発者に対し、対策済みバージョンにアップデートし、アプリをリビルドするよう呼びかけている。