独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月24日、コルネ株式会社が提供するWordPress用プラグイン「Welcart e-Commerce」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは6.5。WordPress用プラグイン「Welcart e-Commerce v1.8.3 より前のバージョン」には、セッション管理不備(CVE-2016-4828)、クロスサイトスクリプティング(CVE-2016-4827、CVE-2016-4826)、PHPオブジェクトインジェクション(CVE-2016-4825)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者にユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行されたり、任意のPHPコードを実行されるなどの影響を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報を元に最新版へアップデートするよう呼びかけている。