独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月14日、株式会社アイ・オー・データ機器が提供する有線 LAN ルータ「ETX-R」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは5.3。「ETX-R」には、DoS(CVE-2016-4821)、およびクロスサイトリクエストフォージェリ(CVE-2016-4820)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、第三者にリモートから当該機器のWebサーバ機能を異常終了させられたり、当該製品にログインした状態のユーザが、細工されたページにアクセスした場合、意図しない操作をされる可能性がある。JVNでは、脆弱性を軽減するためのワークアラウンドを紹介している。