独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月13日、NETGEARが提供するルータ「D6000」および「D3600」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.4。「D6000 v1.0.0.49 およびそれ以前」および「D3600 v1.0.0.49」には、ファームウェアに暗号鍵がハードコードされている問題(CVE-2015-8288)、および別のパスやチャンネルを介した認証回避(CVE-2015-8289)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、第三者にリモートから当該機器に管理者権限でアクセスされたり、中間者(man-in-the-middle)攻撃を受けたり、傍受された情報を復号される可能性がある。NETGEARはこれらの問題を修正したファームウェア(v1.0.0.59)をリリースするとともに、これらの問題に関するKnowledgebaseページを作成している。JVNでは、NETGEARが提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートするよう呼びかけている。