独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月22日、OS XなどUNIX系のOS上でユニキャストまたはマルチキャストの mDNS サービスを提供する「mDNSResponder」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは5.6。「mDNSResponder 379.27 以降、625.41.2 より前のバージョンまで」には、バッファオーバーフロー(CVE-2015-7987)およびNULLポインタ参照(CVE-2015-7988)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者にmDNSResponderが動作ししているシステム上で、任意のコードを実行されたりDoS攻撃を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報を元に最新版へアップデートするよう呼びかけている。