独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月16日、Lantronix が提供する 「xPrintServer」およびそれに付随するクラウドストレージAPIに複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは808。「xPrintServer version 5.0.1-65 より前のバージョン」には、コマンドインジェクション(CVE-2014-9002)、クロスサイトリクエストフォージェリ(CVE-2014-9003)、認証情報がハードコードされている問題(CVE-2016-4325)、機器のホスト名が予測可能な問題、情報漏えい、重要な機能に対する認証の欠如の問題の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、リモートの第三者によって機器の内部ネットワークに関する情報を取得されたり、機器の設定やファイルにアクセスまたは変更されたり、機器にルート権限でアクセスされる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。