独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月11日、Apache Software Foundationが提供する、さまざまなプラットフォーム向けにモバイルアプリケーションを作成するためのフレームワーク「Apache Cordova」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは6.3。「Cordova iOS バージョン 3.9.2 およびそれ以前」を使って開発された iOS アプリケーションには、任意のプラグインが実行される脆弱性(CVE-2015-5208)およびホワイトリストのアクセス制限が正しく適用されない脆弱性(CVE-2015-5207)が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、任意のプラグインを実行されたり、ホワイトリストによるアクセス制限を回避される可能性がある。JVNでは、iOS 向けのアプリケーションを開発している場合、Apache Cordova をバージョン 4.0.0 以上にアップデートし、iOS 向けのアプリケーションをリビルドするよう呼びかけている。