独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月6日、OpenSSL Projectが提供する「OpenSSL」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。本脆弱性の影響を受けるのは、「OpenSSL 1.0.2h より前のバージョン」および「OpenSSL 1.0.1t より前のバージョン」。これらのバージョンには、メモリ破損やバッファオーバーフロー、DoSなどの重要度の高い複数の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、任意のコードを実行されたり、情報が漏えいしたり、DoS攻撃を受けるなどの影響を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版(OpenSSL 1.0.1t および 1.0.2h)へアップデートするよう呼びかけている。