独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月2日、Accellionが提供する「Accellion File Transfer Appliance(FTA)」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは7.3。「Accellion FTA_9_12_40 より前のバージョン」には、クロスサイトスクリプティング(CVE-2016-2350)、SQL インジェクション(CVE-2016-2351)、コマンドインジェクション(CVE-2016-2352)、不適切なデフォルトパーミッション(CVE-2016-2353)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者が当該製品上で任意のコードを実行したり、保存されている機密情報を取得する可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。