独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月27日、Zoho Corporationが提供する特権ID管理ソフトウェアである「ManageEngine Password Manager Pro」にアクセス制限不備の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは6.5。「Password Manager Pro 8.3.0(Build 8303)」および「Password Manager Pro 8.4.0(Build 8400, 8401, 8402)」には、アクセス制限不備の脆弱性(CVE-2016-1159)が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該製品のユーザによって、本来アクセスできない他ユーザのパスワード履歴を取得される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。