独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月27日、Webアプリケーションを構築するためのフレームワークである「Apache Struts2」に任意のコードを実行される脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは7.3。「Struts 2.3.20 から 2.3.28 まで(Struts 2.3.20.3 および Struts 2.3.24.3 を除く)」には、Dynamic Method Invocation を有効にしている場合、任意のコードを実行される脆弱性(CVE-2016-3081)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者によって当該製品が動作しているサーバ上で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。