独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月25日、HPが提供するバックアップ・リカバリソフト「HP Data Protector」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは8.1。「HP Data Protector 7、8、9」には、Encrypted Control Communications を有効にしていてもユーザ認証を行わない脆弱性(CVE-2016-2004)およびSSL 秘密鍵がハードコードされている脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、リモートの第三者によって、サーバ上で任意のコードを実行されたり、サーバに対する中間者攻撃(man-in-the-middle attack)を行われる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。