独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月28日、Network Time Protocol daemon(ntpd)に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは7.3。「ntp-4.2.8p7 より前のバージョン」には、入力値検査不備、認証回避、リソース枯渇、NULLポインタ参照など、複数の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者が細工したパケットを送信することで、サービス運用妨害(DoS)攻撃を行ったり、認証を回避してntpdを操作したり、設定を変更する可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。