独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月6日、libarchiveが提供するアーカイブソフト「libarchive」にバッファオーバーフローの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは6.3。「libarchive version 3.2.0 より前のバージョン」には、入力値の検証不備が原因でバッファオーバーフローを引き起こされる脆弱性(CVE-2016-1541)が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたZIPファイルを解凍することで、ユーザの権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版(libarchive 3.2.0)へアップデートするよう呼びかけている。