独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月15日、サイボウズ株式会社が提供する「サイボウズ Office」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは6.1。「サイボウズ Office 9.0.0 から 10.3.0 まで」には、複数のクロスサイトスクリプティング、クロスサイトリクエストフォージェリ、アクセス制限回避、情報漏えいの脆弱性が存在する。また「サイボウズ Office 10.2.0 から 10.3.0 まで」には、オープンリダイレクトの脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される、意図しない操作をさせられる、本来アクセス不可能な情報を取得されたり、特定機能を操作不可能にされるなどの影響を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。