独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月3日、フィッシャープライス「Smart Toy」向けWebサービスに、複数のAPI呼出しにおいて適切な認証を行っていない脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.4。「Smart Toy」向けWebサービスは、Wi-Fi接続機能を持つIoT玩具「Smart Toy Bear」にさらなるインタラクションを提供するもの。このAPIには、適切な認証を行っていない脆弱性(CVE-2015-8269)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者によって当該製品に関連付けられた子供や親の個人情報を取得されたり、変更されたりする可能性がある。また玩具を乗っ取られる可能性もある。フィッシャープライスは、サービス側の変更によってこの問題を修正しており、JVNではMattel, Inc. またはフィッシャープライスに問い合わせるよう呼びかけている。