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2018.05.23(水)

マドリード・バルセロナ・東京~デロイト SOC レポート(6)クライアントインタビュー、スペイン大手銀行

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デロイトスペインは、2015年秋、マドリードに続いてバルセロナに eCIC を開設した。

真新しいバルセロナの eCIC を尋ね、施設の見学と、クライアントであるスペインの大手銀行 カイシャバンクのセキュリティ部長 Marisa Retamosa (マリッサ・レトモサ)氏の話を聞いた。

カイシャは「Caixa」と表記し、グループ企業も含めると 4 万人の規模で、スペイン国内に ATM 約 9,000台を持つ。従業員と ATM の規模で単純に比較すると、日本の三井住友銀行よりも若干大きい程度の規模である。

バンキングマルウェアとフィッシングなどの攻撃にさらされており、自社の情シス担当が 17 名稼働している。カイシャ社は、レスポンスやフォレンジック、監視など、セキュリティ対策を 6 つの業務群に分けて、それぞれ別の会社に協力を依頼していた。

今回、計 16 社のコンペの中からバルセロナ eCIC を開設するデロイト社を選択し、これまで 6 社に分けていたセキュリティ業務をデロイト 1 社に集約した。デロイト社から 15 名の技術者やコンサルタントが派遣され、カイシャ社のスタッフと共同して仕事を進めている。

一社に集約したがコストはこれまでと同等だという。しかし、対応と解決スピードが速くなったことと、バルセロナ市内に互いの組織があることで、カイシャ社の組織の成長に良い影響があるという。

Retamosa 氏は「トップレベルの人材を集めることができていることに誇りを持っている」と語った。

バルセロナのあるカタルーニャ地方は民族的なアイデンティティが強く、独立運動すら存在するから、単に距離的に近い以上の信頼と意義があると感じた。
《高橋 潤哉》

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