独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月6日、comcastが提供するホームセキュリティシステム「Comcast XFINITY Home Security」に警報発生が意図的に妨害される脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは6.5。「Comcast XFINITY Home Security」は、システムを構成するセンサやベースステーション間で、周波数 2.4GHz、ZigBee プロトコルによる無線通信を行っているが、無線通信が切断されたときにアラートが発報されず、さらに通信が回復するまでに数分から数時間かかることがある。通信が途切れている間もアラートは発生しない。この脆弱性を悪用することで、アラート動作を妨害される可能性がある。なお、現時点で対策方法は公表されていない。