独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月24日、Internet Systems Consortium(ISC)が提供する「ISC Kea DHCP サーバ」にDoSの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは5.9。「Kea 0.9.2」「Kea 1.0.0-beta」には、kea-dhcp4 サーバではデバッグレベル40以上でログ出力している場合、kea-dhcp6 サーバではデバッグレベル40以上でログ出力している場合に、DoSの脆弱性(CVE-2015-8373)が存在する。この脆弱性が悪用されると、攻撃者が細工した不正なパケットを送信することで、IPv4およびIPv6のDHCPサービスを提供しているISC Kea DHCPサーバを停止させることが可能となる。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。