独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月25日、株式会社コレガが提供する無線LANルータやネットワークカメラに複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは9.8。現時点では、いずれも対策方法が公開されておらず、JVNでは影響を軽減するためのワークアラウンドを紹介している。ネットワークカメラ「CG-WLNCM4G」には、オープンリゾルバとして機能してしまう脆弱性(CVE-2015-7794)、無線LANルータ「CG-WLBARAGM」には、オープンプロキシとして機能してしまう脆弱性(CVE-2015-7793)、無線LANルータ「CG-WLBARGS」には、認証不備の脆弱性(CVE-2015-7792)が存在する。CG-WLNCM4GおよびCG-WLBARAGMではDDoS攻撃などの踏み台にされる可能性、CG-WLBARGSでは当該製品にアクセス可能な第三者によって、管理画面にログインされ任意の操作を実行される可能性がある。