拡大するネット犯罪被害、日本の1人当たりの被害額は2万8千円(シマンテック) | ScanNetSecurity
2024.03.19(火)

拡大するネット犯罪被害、日本の1人当たりの被害額は2万8千円(シマンテック)

シマンテックは、消費者調査「ノートン サイバーセキュリティ インサイト レポート」を公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
株式会社シマンテックは11月25日、消費者調査「ノートン サイバーセキュリティ インサイト レポート」を公開した。この調査は、世界17カ国の18歳以上のデバイスユーザ17,125人を対象にオンライン調査により実施したもの。日本の回答者は1,009人。調査結果によると、ネット犯罪の被害がさらに拡大していることが明らかになった。調査対象となった17カ国では、過去1年間にネット犯罪の対処に平均21時間、合計約1,500億USドル(1人当たり約358USドル)が費やされたという。国別ではインド、ブラジル、UAE、メキシコ、中国での発生率が高かった。中国の被害額は547億USドルであり、全体の1/3を占めた。

日本では、ネット犯罪の被害者数は7,869,600人で、被害総額は2,258億円(1人当たり28,697円)であった。被害者数は調査対象国で最も低かったが、被害額では11位となっている。また調査結果では、世界的にパスワードの取り扱いが十分ではないことも明らかになっている。パスワードに文字、数字、記号を組み合わせた8桁以上を常に使用しているのは全体の38%(日本は17%)であり、家族や友人とパスワードを共有しているのは、銀行口座で1/4以上(日本は18%)、メールで55%(同41%)、ソーシャルメディアで43%(同29%)などであった。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×