ビジネス ソフトウェア アライアンス(BSA)は10月27日、「報奨金プログラム」の開始から5週間が経過した時点での、職場における不正コピーの報告状況をまとめた「知財ブラック都道府県・業種ワースト5」を公開した。これによると、業種別ワースト5では「販売/流通(17.1%)」「ソフトウェア開発(14.6%)」「製造(13.4%)」のワースト3業種が他を大きく引き離し、「サービス(7.3%)」「学校/教育(4.9%)」と続いた。不正コピー事案は今年も幅広い業種で報告されているが、特にワースト3業種における規模は大きく、それぞれの損害賠償金の今年の最高額は、「販売/流通」で5,000万円、「ソフトウェア開発」で8,000万円、「製造業」では今年の最高額となる1億3,000万円にのぼった。都道府県別ワースト5では「東京都(31.9%)」が他を圧倒しており、「大阪府(16.7%)」「愛知県(5.6%)」「茨城県(4.2%)」「広島県(4.2%)」と続き、ワースト5都府県で全体の62.5%を占めた。