独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月13日、QNAP Systems社が提供するNetwork Attached Storage(NAS)用のOSである「QNAP QTS」に、AFPプロトコルでOS Xからアクセスされる場合にパストラバーサルの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは6.6。「QNAP QTS バージョン 4.1.4 Build 0910 より前のバージョン」および「QNAP QTS バージョン 4.2.0 RC2 Build 0910 より前のバージョン」には、パストラバーサルの脆弱性(CVE-2015-6003)が存在する。この脆弱性が悪用されると、Apple Filing Protocol(AFP)を有効にしている場合、機器上の任意のファイルを閲覧されたり書き換えられる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。