帽子のカラーコードを用いた入退室管理ソリューションを展示(食品施設計画研究所) | ScanNetSecurity
2025.12.11(木)

帽子のカラーコードを用いた入退室管理ソリューションを展示(食品施設計画研究所)

 東京ビッグサイトで開催された「フードファクトリー2015 食品工場改善設備展」にて、食品施設計画研究所はカラーコードを用いた入退室管理ソリューションの展示を行った。

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作業着などの帽子にカラーコードを付け、入退室を管理。低コストながら個別認証で作業者ごとの履歴を残すことができる(撮影:防犯システム取材班)
  • 作業着などの帽子にカラーコードを付け、入退室を管理。低コストながら個別認証で作業者ごとの履歴を残すことができる(撮影:防犯システム取材班)
  • 本来入室する権限がない人物を同行させることも可能だが、個別認証で履歴も残るため不正な共連れは防ぐことができる(撮影:防犯システム取材班)
  • 入退室の様子はモニターで確認可能。人数が複数の場合でもそれぞれのコードごとに作業者の個人名が表示される(撮影:防犯システム取材班)
  • 誰がいつどのドアを通ったのか全ての履歴が残るため動態管理も容易に可能。上のグラフが予定で、下が実際に行動となる(撮影:防犯システム取材班)
 東京ビッグサイトで開催された「フードファクトリー2015 食品工場改善設備展」にて、食品施設計画研究所はカラーコードを用いた入退室管理ソリューションの展示を行った。

 作業着の帽子にカラーコードを取り付け、ドアの頭上に設置した監視カメラでそのコードを読み取り、個別認証で入退室の管理を行うというもの。ブースでは電子錠でロックされた自動スライドドアと組み合わせ、ハンズフリーで入退室が可能になるシステムの実演展示が行われていた。

 食品工場では、衛生面から作業員が帽子にマスク、ゴーグル、ポケットのない白衣といった格好で作業することが多く、顔認証やICカードによる入退室管理が難しいケースも少なくない。

 そこで同ソリューションでは、帽子の頭上に取り付けたカラーコードに個人識別のデータを入れておき、監視カメラの画像認識機能を使って認証させることで、連動してドアの施錠を解いたり、入退室のログ取りが可能だ。

 個別認証方式なので共連れを防ぎ、履歴はすべて残せるので、入退室のチェックや動態管理にも対応。また、入退室時の様子を監視カメラの映像で確認することも可能だという。

 前に立つだけでドアが開くため、認証のために手袋やマスク、帽子を外す必要もなく、RFIDなどのICタグに比べて導入&運用コストを抑えることができる点もメリットとなる。

低コストで共連れ防止……食品工場向けハンズフリー入退管理ソリューション

《防犯システム取材班@RBB TODAY》

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