独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月30日、OpenEMR Projectが提供する電子カルテなどの医療情報を管理するためのソフトウェア「OpenEMR」に認証回避の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは5.0。「OpenEMR 2.8.3 から 4.2.0 patch 1 まで」には、認証回避の脆弱性(CVE-2015-4453)が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該製品にアクセス可能な第三者によって、当該製品に記録された情報を取得される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートし、その後パッチを適用するよう呼びかけている。