フォーティネットジャパン株式会社は6月25日、米Fortinetによる調査「Fortinet Wireless Security Survey」の結果を発表した。この調査はLightspeed GMIが2015年5月に実施したもので、アメリカ、カナダ、オーストラリア、中国、香港、日本、インド、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリスの1,490名のIT部門責任者(CIO、CTO、情報システム部長など)が参加している。調査結果によると、回答者の半数近くにのぼる49%が、セキュリティの観点から無線ネットワークが最も危険にさらされていると答えた。無線ネットワークのセキュリティについては、IT部門責任者の83%が既存の対策では不十分と回答し、92%のCIOが非常に強い懸念を示した。今回の調査でも最もセキュリティレベルの高かったアジア太平洋(APAC)地域においても、IT部門責任者は無線ネットワークのセキュリティに強い懸念を示し、44%が「非常に懸念している」と回答している。またそのリスクについて、IT部門責任者の48%が「企業および顧客の機密データの損失」と回答した。さらに、クラウドによる無線LANインフラ管理が普及の兆しを見せていることも明らかになっている。