独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月28日、The GNU C Libraryが提供する「glibcライブラリ」にバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2015-0235)が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。バージョン 2.18 では修正されており、Linuxディストリビューションによっては対策パッケージを提供している。「glibc 2.2 から glibc 2.17 まで」には、細工したホスト名を gethostbyname などの関数の引数に渡すことにより、バッファオーバーフローが発生する脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者に任意のコードを実行されたりDoS攻撃を受けるなど複数の影響を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。