>>第 1 回から読む
「まあ、待つしかないな」
工藤が言うと、片山と山内はうなずいた。それから言いにくそうに、いったん席に戻りますと工藤に告げた。工藤は、了解と渋い顔で答えた。
三時間後、三人は山内の席で騒いでいた。山内がアクセスできないと言い出したのだ。
「アクセスできません。ロックは解けているんですが、トークンのワンタイムパスワードが一致しないと言ってます。二度試しました。あと一回間違えると、ロックされて電話で解除依頼しなければアクセスできなくなります。」
「なにい?」
工藤が画面をのぞき込む。確かにトークンのワンタイムパスワードが一致しないというエラーが出ていた。
「トークンが壊れているみたいです。前にも同じことがありました」
「だって番号表示されてるじゃないか」
「まあ、待つしかないな」
工藤が言うと、片山と山内はうなずいた。それから言いにくそうに、いったん席に戻りますと工藤に告げた。工藤は、了解と渋い顔で答えた。
三時間後、三人は山内の席で騒いでいた。山内がアクセスできないと言い出したのだ。
「アクセスできません。ロックは解けているんですが、トークンのワンタイムパスワードが一致しないと言ってます。二度試しました。あと一回間違えると、ロックされて電話で解除依頼しなければアクセスできなくなります。」
「なにい?」
工藤が画面をのぞき込む。確かにトークンのワンタイムパスワードが一致しないというエラーが出ていた。
「トークンが壊れているみたいです。前にも同じことがありました」
「だって番号表示されてるじゃないか」