日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は8月18日、プレミア・クラウド・セキュリティ・サービス・プロバイダであるLighthouse Security Group, LLCの事業を買収したと発表した。Lighthouse Security GroupのGatewayプラットフォームは、クラウドやモバイルといった複雑化する一方のIT環境において、IDおよびデータを保護する。Lighthouse Security Groupは、長年にわたってIBM Business PartnerであるLighthouse Computer Services, Inc.の子会社。買収金額などの条件は公表されていない。今回の買収により、ID管理ソリューション「Lighthouse Gateway」がIBMのマネージド・セキュリティ・サービス・ソリューションに統合される。ユーザは同ソリューションをセキュリティで保護されたホスト環境から展開および利用できる。これにより、デジタルID管理のコストを大幅に削減できるだけでなく、データセンター、クラウド、または両者のハイブリッドのいずれかを問わず、IT環境の展開を短期間で行える。また企業は、エントリー・ポイントを問わず、許可されたユーザのみが企業の機密情報にアクセスできるようにし、ID盗難の防止に役立てることができるとしている。