日本アイ・ビー・エム株式会社は8月19日、IBM Consulting のアナリストが顧客のセキュリティ運用を高度化・効率化するために利用するマネージド脅威検知・対応サービスに、生成AI機能を導入すると発表した。
IBM Consulting の Cybersecurity Assistant は、IBM Researchと共同で開発されたもので、IBMの幅広い生成AIの能力を活用し、IBMの基盤モデル「Granite」上に構築され、IBM watsonx.ai内で本番用に改良され、会話型チャット・インターフェースにIBM watsonx Assistantを利用している。Cybersecurity Assistant は、重要なセキュリティ脅威の特定、調査、対応を迅速化し改善できるよう設計され、IBM Consulting の脅威検知・対応プラクティスに含まれるほか、AIサービス・プラットフォームである IBM Consulting Advantage の一部となっている。
IBM Consultingのサイバーセキュリティー・サービス担当グローバル・マネージング・パートナーのMark Hughes氏は「生成AIによってIBMの脅威検知・対応サービスを強化することで、セキュリティー・アナリストの手作業による調査や運用タスクを削減し、重要な脅威に対してよりプロアクティブかつ的確に対応できるようになる」とコメントしている。